矯正歯科治療についてよくあるご質問
大分市の矯正歯科「エンゼル矯正歯科」は、患者さんの将来を見据え、見た目とともに機能性を高められる矯正歯科治療をご提供しています。矯正歯科治療に対して、不安や疑問をお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。ここでは、矯正歯科治療でよくあるご質問とその回答をまとめていますのでご参考ください。他にも不安・疑問がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。
A. 全体の歯並びの問題で治療を行う場合には、12歳臼歯(前歯から7番目の永久歯)が生えてくる頃というのが一般的ですが、もっと早くから始めたほうが良い場合があります。アゴの成長が旺盛な早い時期にしかできない治療もあるからです。成長に悪影響をおよぼす可能性のある問題点を改善しながら、良い方向に誘導する必要がある場合は、5才や7~8才で開始します。
問題が重度な場合は、3才から治療が必要なこともあります。
A. 成長中に問題点が変化することがあります。どのような治療が必要か、いつ始めるかなどを判断するためです。経過観察は、装置を装着して治療するのと同じように大切なものです。
A. 確かに矯正装置が付くことによって、これまでよりもブラッシングがしにくくなり、むし歯や歯周病の危険が高くなります。そこで、矯正治療を開始する患者さん全員に、それぞれの口の中の環境に合わせた口腔衛生指導を行っています。むし歯になりやすいか・なりにくいか、食生活に問題はないのか、むし歯の原因菌の活動が活発な状態なのかどうかなどを知るためのカリエスリスク検査(唾液検査によるむし歯検査)を行います。そして、それぞれに合わせたプログラムを立て、治療期間中や治療後も、むし歯や歯周病の心配のない状態を維持するようにしています。
A. 歯を支えている骨の状態が治療に耐えられるようなら、いくつになっても矯正治療することができます。ただ、子どもの頃から徐々に悪くなった状態から治療を始めることで、治療に妥協しなければならないことも発生しがちです。子どもの頃から少しずつでも悪い所を治していったほうが、より良い治療結果が得られることもあります。
A. 矯正歯科治療は歯をきれいに並べることだけが目的ではなく、その人の顔や筋肉、アゴの関節、咀嚼、発音など、さまざまな要素を考慮して診断と治療計画を立てます。より良い状態にするために歯を抜く、抜かないはそれぞれの条件によって異なります。すべての患者さんが同じ本数、同じ場所を抜いて治療したり、すべての患者さんが歯を抜かない治療法だったりということはありません。より良い治療結果を得るために、より良い方法を考えるのです。
A. 歯に装置を付けて治療を始める前に、噛み合わせの状態を改善する必要があるケースもあります。
下のアゴは、耳の横の関節で靭帯につられて自由に動かすことができます。上と下の歯はそれぞれの場所に生えてきますので、靭帯や筋肉のリラックスした状態と噛む位置とが必ずしも一致しているわけではありません。たとえば、無意識に下のアゴをずらしてしまう方がいらっしゃいます。このように、ごくわずかでもずれがあるときちんと噛めないため、噛める場所を探して下アゴをずらすことがあるのです。
これが習慣になってしまうと、歯が摩耗(削れてしまうこと)したり、関節がカクカク、ポキポキ、ジャリジャリといった音を出したり、痛みをともなって口が開かなくなってしまうことが起きる場合があります。本当のアゴの位置はどこなのか、関節の不快症状の改善など、歯を動かす前にまずアゴの状態を改善する必要のある患者さんが増えています。
A. 矯正歯科治療により歯はアゴの骨の中を移動していき、ガタガタだった歯や出っ歯、受け口が整いますが、アゴの骨の中に安定するまでには年数がかかります。しかし、歯に固定した装置を何年も付けっぱなしにすることは、むし歯や歯周病の危険性を高めてしまいます。歯列を安定させるためだけであれば、すぐに外せてブラッシングがかんたんにできるような装置(保定装置)がおすすめです。「何年経ったら動かなくなる」ということはなく、長期にわたって使用したほうが歯は戻りにくくなります。
A. 治療に必要な道具類は、使用した物はすべて洗浄・消毒・除菌しています。消毒できない物は使い捨ての物を使い、細菌などが感染しないように十分配慮しています。
イタリアのユーロンダ社の滅菌システムは、院内感染予防対策のために開発され、高度な滅菌処理をすることで、清潔で安全な院内環境を維持し感染から守ります。当院では欧州の新基準 (2004年ヨーロッパ基準EN13060)をすべてクリアした、タイプBオートクレーブを使用しています。